240102

10m、zone15辺りにオープン

16:00過ぎからいつもの28.477に陣取り、CQDX開始。3分ほどでモスクワほか数局から応答が始まり、17時過ぎにバンドクローズするまで絶え間なくコールが続く。

 

CQ開始直前にバンド全体をスイープすると、CWで10局ほどのQRVを確認。IBPビーコンで西方面から聞こえるのは4Xのみ。こう書くと、あまりCONDXが良くないと思えるかもしれませんが、バンドのオープンを確信する事象がありました。

 

ノイズです。オープンが期待できないときのバッドノイズは、ローカットで奥行きがなく耳障りな、レベルがほとんど変化しないホワイトノイズ。一方、バンドがオープンするときのグッドノイズは、ハイカットでノイズの強度にゆらぎ(=QSB)がある、奥行きを感じるヒスノイズ。言い方を変えると、バッドノイズは近距離からの直接波で、グッドノイズは電離層で反射された遠距離からの反射波。ノイズレベルはほぼ同じでスペクトラムが異なるのでしょうか??。言葉や文字では上手く表現できませんが、実際に聞けばその違いは明らかです。

 

これと同じ経験は他のバンドでもあります。たとえば20m。深夜に北極圏パスが開いてzone40やzone2、イーストコーストなどがフラッターをともなって聞こえるとき。深夜のAM(中波)放送DXingや160mの北米オープン時も似ています。ノイズが全く無いわけではないが、揺らいでいるノイズが耳に入らず、むしろバンド全体が静かに聞こえるとき、ですね。

 

今日の10mはまさにそんな日。SSBで聞こえる欧州局は皆無で、28.500〜のロシア局さえ聞こえない。しかし、はっきり感じる周期の長いQSBを伴う奥行きのあるノイズ。これなら必ず呼ばれる!、と自信を持ってCQing開始。結果は予想通り、北はドイツ、南はイタリア南部やギリシャまで、モスクワ近郊のロシア局を中心に1時間で25局とQSO。17:15頃、バンドクローズにともないQRTしました。

 

イタリアのIC3局から10mで1st JAだと告げられ、新年早々、幸先いいスタートになりました。DXCCerには何の価値もないエンティティばかりですが、予想通りにバンドがオープンしていたこと、5W+DPや20W+テレスコピック・ベランダ・ホイップ(?w)などチャレンジングな(弱い)信号をしっかり捉えることができたので非常に満足感のある一日でした。

 

 

 

0929

迷宮入りするノイズ障害

しばらく前からノイズに悩まされています。自作の八木アンテナが共振しているバンドではS4〜S6もあり、QSOどころではありません。微弱な信号を捉えることを喜びとしてきた私にとって、これは致命的な問題です。

【現状】

・方位角240〜300くらいが強く、330〜180はほとんど問題ない。

・午後から夜にかけて発生し、早朝〜昼ごろまでは無い。

・夜半になると、潮が引くようにゆっくりと消滅していく。

・天候には関係がない。

・ノイズの聞こえ方はホワイトノイズで、周波数は2KHzくらい、レベルは変わらない(というイメージ。定量的な測定結果ではありません)

・A-indexが低い(コンディションが良い)ときはノイズレベルが高いことが多い。

・方位角240〜300くらいが強く、330〜180はほとんど問題ない。

 

 

【確認したこと】

■電源からのノイズ?

・無線機を自動車バッテリーにつなぎ、配電盤のブレーカーを落として強制的に全停電したが、ノイズには何の変化もなかった。

 

■近所からノイズ?

・無線機とバッテリーを担ぎ、同軸に長さ5mほどの導線をつないだ釣り竿アンテナを持って付近をくまなく徘徊。太陽光パネルや電線、街灯、送水ポンプなどを一通りチェックするも問題なかった(針が振れるほどではなかった)。

・シャックから半径3kmくらいの範囲を、車からアンテナを伸ばして受信しながら移動したがノイズレベルは上がらなかった(針が振れるほどではなかった)。 

 

■遠方からのノイズ?

・立派なアンテナを持つ近所のOMに確認したが、そのような外来ノイズは確認できないとのことだった。

■アンテナ自体や同軸ケーブルなど、ハード的な原因?

・アンテナからの同軸ケーブルの芯線だけを無線機に接続すると、S6→S1くらいに下がった。

・アンテナが繋がっていない同軸ケーブルを接続しても明確なノイズの増加はない。

■その他

・芯線だけを接続した状態で広域にスイープすると、特定の周波数でノイズレベルの上昇があったが、アマチュアバンド内ではなかった。(6.5MHz、12MHz、19MHz、23MHzなど)

 

 

 

 

 

0112

(再)開局申請、提出

昨年4月に局免が失効しQRT。で、やっと昨日、何度目かの開局申請を提出。これまでの経緯から涼しい顔して新しいコールサインでリスタート、とも思いましたが、結局、JP1DJV希望と朱書き。

 

再開局後は、しばらく週末の10mでローカルDXing(?)の予定です。なにしろ、かつて青空で輝いていたブームとエレメントの大半は今や畑で作物を支えるという年金暮らしの有様で、残っている部材で10m長くらいのコムパクトアンテナを作のが精一杯なので。ま、そのうちしびれを切らして引っこ抜くかも知れませんが。

 

それと、時季的に出遅れ感バリバリですが、エレメントが細切れになっている400mビバレージも敷設し直して聞いてみたいところ。コンテストにもアワードにも冷ややかな私ですが、160mCWでのWACだけはヨダレ垂れます。wkd残はAFとSA。ベアフットでも北米中部までは届くものの、西はウラル越えがやっとこすっとこ、北半球で届くのは東も西も中緯度限定。受信用のビバもSA方向なら500mほど張れますが、西向きには頑張ってもEA8方向が限界。パワーは200WでOK。聞こえさえすれば満足なので。それでも実際の距離以上の遠さを感じるAF&SA。頑張ろう。

 

さて、160mと10mという両極端のバンドが好きななわけですが、我が故郷的な20mにもSSNがピークアウトしたら力を入れたい。ラグチューをメインにしつつ、デカいアンテナを振り回して1st JA/ASIA DXCCの続きにも取り組みたい。

 

デジタル通信の出る幕はない。交信ではなく交心を目指しているので。人間vs人間のアナログコミュニケーションには想像できないほどの発展性があります。ツイートもぶっ放しましたが、不特定多数の人と出会えるこの趣味は、とんでもない幸運をもたらすことがあります。個人的には、よくありました。「今どき無線なんて必要ない。ネットでいいじゃん。それにプライバシー丸見えだし」という考えも、分かります。ただ、経験的に、誰でもウェルカムで不特定多数の人に対するオープンマインドが人生を変えるのも事実です。若い女子にはこの趣味は少々リスキーなので勧めませんが。細かくて、うるさくて、クドい変態中高年が多いので。

 

といわけで、再開局申請を祝して大ボラを吹き鳴らしてみました。

 

 

Hello friends,

I'm going to restart my HAM activities in the next month, maybe I'll be back on 10m SSB at first.

See you around !

 

 

1230

大晦日イヴの妄想

大した意味もなくブームパイプをつないでみました。全長9.5m、14MHzの4エレ〜28MHzの6エレという長さ。親指と人差指で持てる軽さはグッドですが、12mくらいほしいところ。ま、ぼちぼちやります。その前に局免申請。今回は50Wでいいかなー、と。(→200Wで出しました)

 

 

 

 

 

 

 

1009

全体的に編集中

アンテナをバンド別の分けて、見やすくします。

とりあえず低い方から直しています。

 

1011 追加

10MHzまできました。

このあと、14/18、21、24/28と続きます。

 

 

 

0921

変わらず

台風の強風を受けたコンクリレスKT-20SR。レールにと土との間に隙間ができるようなこともなく、しっかり立っています。コンクリレスKT-20Rと比べても安定感が違いますし、タワートップで高所作業をしているときの揺れ方もだいぶ違います。コンクリレス工法はお勧めしませんが、KT-SRシリーズはお勧めです。笑

 

 

0917

ターニングポイント

 

ページの手直しのため、数日間、ほとんどのページを非公開にしていました。そしたら、QRZ.comに続いてブログも閉鎖して、本格的なQRTなんですね?と海外の方からメールをいただきました。聞けば、戦争中も楽しく見て心の安らぎを感じていたとのこと。そうです、某大国の侵略を受けているあの国の方でした。

 

多くの方が命をかけて毎日を過ごされている中、こんな下らないブログなど失礼ではないですか?と尋ねると、こんな大変な時だからこそ、あなたのブログを見て元気になるのです、という内容の返信でした。

 

その言葉でいろいろ考えさせられました。

無線を続けていく意味というか、価値というか、重みと言うか・・・

 

最近の私は、アマチュア無線の重要性や存在意義をすっかり忘れて、自ら距離を置いてきました。

どうやら、それは大きな勘違いというか、間違いだったようです。

 

 

娘の大学入試が無事に済んだら、 何度目かの再開に向けてがんばろうと思います。

 

それまでは、Good Luck and Good DXing !!

 

 

 

 

カムバックのリクエスト、相次ぐ

国内海外問わず、「いつ頃、無線に戻られるのですか?」というご質問や、「コンディションはすでに十分整っている。さぁ、あとはキミがPTTを押すだけだ!」というエールまで、いろいろな声が届いています。みなさん、本当にありがとうございます。

それにしても、みなさん、好きねぇ〜!、わたしも好きよぉ〜!と返信しておきましょう。笑

 

同一ブームに複数バンドのエレメントを並べたマルチバンド八木と、7MHzの4エレベント八木、ビバレッジアンテナについてのご質問は今でも多めにいただいております。もう少し詳しい内容を追記したいと思います(思うだけかも)。

 

 

夏の夜

DXingでは7月は夏枯れ、というイメージですが、今年はどうでしょうか。無線をしている時は、例年、8月になると深夜のアフリカ局とラグチューするのが定番でした。何も聞こえないベタ凪の14MHzに鳴り響くIBPビーコンの信号。CQ DXを出せば、バックからS針がひん曲がるほど強力な信号を送りつけてくるW6CCPと、フロントから強力に飛び込んでくるZS3Yとの忙しくも楽しいラウンドQSO。V51WWとの1イニングが長いラグチュー。ゴールデンタイムなら特大パイル必至のインド洋南西部や西アフリカの局たち。横になって目を閉じると古い思い出がよみがえり、いつかまた、と胸が高鳴るときがあります。

 

 

こんな時代だからこそ無線を

QRTしてから半年が経ちましたが、無線をやめて感じるのは、人とつながることの素晴らしさです。怪しい出会い系はたくさんありますが、友情を育むようなまともな出会いってほとんどないですよね、これは、我々Gさん世代だけでなく、SNSに長けている若い人たちも同じで、むしろ若い人たちは、我々中高年のように固執したりいがみ合うことなく、SNSを割り切ってあっさりと使っていますし、SNSと距離を置く子たちも増えています。こんな世知辛い世の中だからこそ、アマチュア無線を通した健全なつながりは魅力になり得ると思うのですが、どうでしょう。

 

 

躊躇もなけりゃ遠慮もねぇ!

慣れた手つきで私が保管しておいたエレメントパイプを引っ張り出し、ウキウキと畑仕事に精を出すマイマザー。絞りが入ったCD社の貴重なエレメントパイプを、これっぽっちのためらいもなく地面にブスッ!  そりゃまぁ、見事なもんですよ。雨上がりの土でドロんドロんのベロんベロん。かぁ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「DJV、映画に出てるんだね!」

海外のハム仲間からそんな知らせが届きました。調べると、「Garage People」というドキュメンタリー映画のワンシーンでロシア局が私とQSOしています。そういえば、去年もポーランドだかスペインのハム仲間からも映画がどうのという話がありましたっけ。そのときは、あんた何言ってんだ?と理解不能でしたが、今頃ラジャー。

 

ビデオクリップの冒頭、手動ウインチでクランクアップポールに取り付けたバーチカルアンテナを巻き上げるシーン。こういうシンプルなアンテナから送り出される信号をしっかり捉えることが、高性能なデカいアンテナを作るバイタリティになるんだな。って、まぁ、常識人には理解できないでしょうけど(笑)。哲学のあるDXingをいつか再び・・・。