3.5MHzのアンテナ for 80m
3.5MHzのDXingに挑戦したのは2018〜2020年の3シーズンのみ。とにかく早起きが大嫌いなので、ろくな成果を得ていません(笑)。200WのCWのみで、DXCCは50エンティティほど、SAとAFはwkedならずでした。
ダイポール 20mH Dipole antenna at 20mH
写真を撮る気にさえならないほど、情熱の欠片もないアンテナ設置でしたが、結果的に、このDPが送受信ともに一番良かった気がします。
1週間ほど、マストトップの28mHに取り付け、そこから片方のエレメントを俯角30度、もう片方を同60度くらいで引き下ろした逆Vを張りましたが、高さの割にイマイチでした。20mHのDPと何も変わらない気がします。
数年前に設置したフルサイズDPの写真が見つかりましたので追加しました。ベアフットの割には比較的よく飛びました。上に書いたように、給電部だけ高くしてV字に引き下ろすよりも、全体を水平に近い形になるように設置したほうが送受信ともに良好でした。
50kWで送信したらタワー燃えました!的な写真。(笑)
フルサイズバーチカル with エレベーテッドラジアル
Vertical with elevated radial wires
全長20mのフルサイズで、根元はφ60のアルミパイプ。地面や他の金属部分とは塩ビパイプのインシュレータで絶縁。
自立型を目指しましたが、予想通り、無理があったようです。笑
十字型の容量冠は、28MHz八木のエレメントをそのまま流用、長さは5m。
トップ付近に補助の容量冠とわずかインダクタンス(空芯コイル)を入れてあります。
エレベーテッドラジアルは1.5mHで、長さ23mからアンテナアナライザーを見ながらカット&トライ。最終的に20.2mくらいになりました。
給電部。ラジアルの引き上げは45度くらいが一番良いようです。バラン等は入れず、同軸から直接給電です。
給電点の位置やラジアルの長さを変えたりしましたが、共振周波数を下げることはできませんでした。電気的なエレメント全長が少し短いようですが、これで妥協することに。3.5MHzで1.5くらいに収まっています。
結果 〜DPと変わりない?〜
この後、20mHのフルサイズDPを設置しましたが、受信はDPのほうが断然SNが良く、飛びもDPと同等かややDP優勢です。
同時比較ではありませんが、バーチカルでは「聞こえればほぼQSOできる」と言えますが、そもそもDPよりも断然聞こえるということになりません。
20mH以上のDPが設置できる環境であれば、これほど大掛かりなバーチカルを選択するメリットは少ないのでは、と思います。